
2017年9月20日。安室さん40歳の誕生日をお祝いする日のはずだった。
けれども、そんなお祝いムードも束の間、18時50分ぐらいにファン人生最大の衝撃となる速報が入った。
来年、2018年9月16日に、
安室さんはデビュー日に引退をする
このブログでは毎年、安室さんのデビュー日、9月16日に1年の出来事を振り返りながらまとめているのだが、今年はすることができなかった。
ブログを書き始めてからの数年間は確実に安室さんのニュースを全部見てきていたから、量があって時間はかかるけどこなせないことはなかったのだが、引退を発表してからの1年間は活動すべてをテンション高めに見ていなくて以前のようには書けない。
公式サイトが閉じられる前に、ニュースページの一覧をバックアップ取っているから出来事として書けないこともないけれど、特にコメントもない出来事を取り上げる気はやっぱりなく今に至るわけだが、年の瀬に毎年ブログとしてのまとめを書いているからそれと合わせて書こうとやっと重い腰をあげることができた。
これから書くのは安室さんの活動というよりも、引退発表から今までの私の日々。昨日当時の日記を見ていたらかなりエモすぎて笑えたけど、それも合わせて書いていこうと思う。真面目に神とか仏とか書いてあれば、イラッときた、や、もう聞かない!って言ったそばからやっぱりいいな安室さんの声とか言い出す。いや〜ほんといろいろあった1年だったなぁ。
いなくなる喪失感。前日の日記にはこう書いてあった。
これまでの人生で何度か味わったこの気持ちを、こんなにも早く安室さんに対して思わないといけないだなんて辛い。
最愛の人と言ってい良いぐらいに好きな安室さん。
そんな人の決意が自分の意と反することほど辛いものはない。自分ではどうにもできない要因で沸き起こる気持ちを消化する作業には時間がかかる。
そのために、安室さんはきっと1年の猶予をくれたんだと思う。
ここ数日、SNSやネットの記事、テレビばかり見ていた。でも、そんなことばかりやっていて何になるのだろうか。昼前に寝っ転がってぼーーと天井見て涙していたって何になるんだろうか。
2017-09-23 21:17:57 JST
安室さんがいなくなる2018年9月16日までの計画を立てよう。もう時間がない
計画というほど大げさなものは特になかったけれど、この気持ちを最初に持っていたからこそ、自分にとって最良な引退日を迎えられたと心底思える。手書きのノートには終わりの始まりって書いてあった。
2017年9月26日 安室無双、始まる
引退発表から6日目。一気に落とされ上げてくるスタイル始動。悲しみに暮れながらもワクワク。AなのにBというとギャップこそ、安室さんの真骨頂。Finallyが発表されたのいつだっけか。ショックすぎて書いてなかったみたい。
このとき分かっていた予定がこれだけあって、できることをやると宣言していた直後から快進撃。でもまぁ振り返ってみると、2018年なこれどころじゃなかったからほんと序の口だったね。
- 9月16、17日:沖縄ライブでは上がり↑
- 9月20日:安室さんの引退発表で下がり↓
- 9月21日:ベストアルバム「Finally」でやや上がり↑
- 9月26日:マスコミに対してのコメントで下がり↓
- 9月26日:NEWSZEROのテーマ曲「Finally」決定で上がり↑
- 9月28日:ファンスペ終了のお知らせで下がり↓
- 9月28.29日:HuluCMに出演、新曲「Do It For Love」解禁↑
- 10月1日:アニメ、ワンピースの主題歌「Hope」放送
- 10月1日:Huluにてドキュメント第1話とCMドキュメント放送、webのみCM放送
- 10月2日:NEWSZEROのテーマ曲「Finally」放送
- 10月6日:HuluCMがテレビで放送
- 10月17日:ドラマ、監獄のお姫様の主題歌「Showtime」放送
- 10月22日:WOWOWにて沖縄25周年ライブ放送
- 11月8日:ベストアルバム「Finally」発売
2017年10月2日 ドームツアー発表
はい、そのとおりです。疲れましたよね。ドームツアーではLove Storyのイエスサムデイ歌って!!!って声を大にして申し上げたが願わず無念であった。
2017年10月2日 Finally解禁
動悸がしちゃって涙が止まらなくて頭痛い。最初に聴いたとき、こんな言葉しか出なかった。後日、安室さんのインタビューを書き起こしてじっくりとFinallyのことを考えた。
ほんとに、安室さんはいなくなってしまう。
その頃の日記を見ていると、ひっきりなしに安室さんの引退と兄の死を比較し、どっちもめちゃ辛いけれど引退は死の辛さよりマシ、比較にならないと書いてある。そりゃそうだなと思うけど、それを思うだけでなく書いて目で見ることで意識は変わり気持ちを停滞させずに前へ進める原動力となったように思う。
それと同時に神やら仏もやたら言っていて、この流れがかなり面白かった。最後ちょっと怒っているし。
2017-10-06 02:16:04 JST
2017-10-06 02:18:47 JST
2017-10-06 02:28:07 JST
2017-10-06 02:34:04 JST
2017-10-06 02:41:48 JST
まぁ今だから言えるんだけれども、何度も読んでも楽しい。ただそこにいてくれればいいと言っていたけど、引退終盤に差し掛かったとき安室奈美恵大嫌い事件もあって、ほんといろいろあったけれど、でも気持ちがあっちこっちに振られる度に心底考えてきたからこそ、気持ちを共存しすべてを大切にできたと思っている。
ちょっと話は逸れるけど、最近話題の「メモの魔力」というSHOWROOMの創業者の前田裕二さんの本を読んだんだけれど、最初に書かれていた「メモがあなたのコンパス」を作るということに完全同意できる。誰に見せるわけではないその言葉が力になってあとで自分に返ってくる。オススメなので気になりましたら読んでみてくださいな。「メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)
通常は、ゆっくり考えるような日記とやることリスト的なものはモレスキンポケット、思った瞬間に書き記すときはiPhoneのいくつかのアプリを使い分けて使っている。
ついこの間サービスが終了してしまってかなり悲しいPathというTwitterのタイムラインのようなインターフェースを持っているアプリを使用していて、基本的に後で読み返さないようなものをTwitterライクにアウトプット、あとで読み返したいものはDayOneという日記アプリに入れている。ここ2年ぐらいの間でこの手法が確立し、巡りめくる毎日の思考をツールで分けアウトプットし整理できたことが、この1、2年に味わったとてつもない悲しみに埋没せずに生活できたように思う。
2017年10月5日 2016年のまとめを書いた
今見てみたら、FacebookやらYoutubeのリンクが切れていて悲しい。
2017年10月6日 いろいろ解禁し始める
2017年11月8日 とうとうFinallyが発売

ファンクラブ限定のFinallyに入っていたメッセージを書き写していたみたい。安室さんの楽曲から選び出された歌詞で構成された安室さんからのメッセージ。言葉と曲の対比をまだしていなかったからこれはやらないと。次のページにはFinallyの歌詞が書いてあった。歌詞を書き写したりするのは高校生のころからやっていて、理由は未だによく分かっていないけれど、書くと意味がより理解できるような気がする。
2017年11月13日 ツアー日程が発表
2017年11月23日 NHKに出演
この記事が引退後一番に読まれたもの。検索でSay the wordやNHKでヒットしていた。引退したかったけど辞めれなかったこと、Say the wordのことが特に印象に残り書き記した。
2017年12月13日 わりと好きなタイトル
2017年12月13日 書くことがないと言ってたのにシリーズ物を始める(全3話)
どれもこれも叶いませんでした。あ、でも3つ目はちょっとかすったね。
2017年12月19日 紅白歌合戦出場が決定する
今に始まったことではないが、安室は紅白に出ないなどと言われ続けていたけどそんな噂をバッサリと薙ぎ払っていく安室さんがほんとかっこいい。
2018年1月1日 紅白マジ感動
2018年1月7日 久しぶりにランニングを再開
要は書くことがなったんだよね。でも手軽にランニングができることが分かってとても良かったのに、このあと足を負傷したりインフルエンザになったりでここ最近まで停滞していたからまた再開したのに風邪を引いてしまい、身体の年寄り化が顕著。安室さんを見習わないと。
2018年2月7日 ファイナルツアーのカウントダウンを始める
カウントダウン画像とともに、好きな楽曲について過去を振り返りながら書いた。全部好きだけどもっとも好きなのはWhisperとAliveとStardust In My Eyes。2018年3月15日 初のアジア遠征、中国・深センへ
世界でも有数を誇る深センの電脳街。ツアー日程が発表されたときに真っ先に行きたい候補に上がった場所。でも行ってみたら深センよりも香港の街並みに熱狂しずっと散歩していたかったぐらい好き。その後、全部で5つの旅ブログを書けて大満足。
初Finallyはここ深セン。スタンドでは立ち上がっては行けないなど初めてルールを味わい、初めて座ってゆっくり鑑賞することができた。Do itでオブジェを指差す姿や、Finallyの歌唱で涙したこと、MCでは中国語で翻訳されているときに恥ずかしいのかもじもじするもんだから、泣くどころか可愛くて笑ってしまったよ。
2018年4月23日 コラボレーション
みんな、あなたになりたかった。
メイクや服を真似していた私たちに、
あなたは教えてくれた。
自分らしく
そう、あなたのように
心に突き刺さるほどに衝撃的なCMを見たのは初めてかもしれない。
あなたになりたかった。私はいまでもあなたになりたいと思っている。
自分らしくあなたのようになる。
2018年5月10日 安室ちゃん可愛い
2018年5月14日 安室さん、飛行機になる
2018年5月23日 沖縄県民栄誉賞を受賞
2018年5月26日 突然さびしくなる
2018年6月3日 ツアー映像発売のお知らせ
2018年6月5日 インタビューが放送
めちゃくちゃ良いインタビューで、書き起こしてちゃんと見た。
2018年6月8日 引退まであと100日
この記事を書いたことで、気持ちがすっと軽くなったのを覚えている。
2018年6月11日 ツアーファイナル(6/3)の感想をやっと書いた
2018年6月13日 久しぶりに百科事典ページを更新
2018年6月13日 雑誌ラッシュ
雑誌ラッシュは4ヶ月ほど続いた。結局何冊出たのかちゃんと数えていないけどほんと恐ろしい数であった。
2018年6月17日 WOWOWでファイナルツアーが放送された
2018年6月20日 KOSEとのコラボアイテム発売
無事にゲットしたよ。
2018年6月25日 展覧会のお知らせ
かなりびっくりした。このときはもうすでに引退日を沖縄で迎えることを決めていたので、沖縄と東京のみ行く予定だったのに、全都市を回る展覧会遠征をするとは思ってもいなかった。
2018年7月12日 いとしのar
arが大好きすぎる。
2018年7月27日 引退日の予定がやっと明かされる
やっと出た、引退日の予定が。何もなくても沖縄に行くつもりだったから何かあってすこしホッとした。このあとにラストライブが発表されるだから、もう振り回のもいい加減にしろと思ったよね。同時に言えや!!!っていまでも思っているけれど、いろいろあるよねとも思う。
2018年7月29日 イッテQに安室さんが出演
いろいろニュースがあったけれど、イッテQ出演は上位に入るビックニュース。バライティ番組に出るだなんて何十年ぶりだろうか。ほんと楽しかったね。
2018年8月5日 Final Spaceに行ってきた
相当冷静な感想。こういう催し物よりも、電車で音楽聴いてるときのほうが涙腺ポイント多い。
2018年9月3日 引退日まで何をしたいか考えた
数日考えた後、「ブログを振り返る」「安室さんとの思い出」というキーワードが持ち上がり、そこから導き出されたものは「安室さんの楽曲を辿る」そう決めて書き始めた。当初12個のテーマを予定していたが、実際は全然違うの書いていたりしてとても楽しかった。
安室奈美恵さんに魅了された9年。特にブログを書き始めてから6年は私にとって変革の月日と言っても大げさではない。何故なら、ずっと昔から考え続けてきた脳や記憶、思考について、ブログを通していくつかの答えが出せるようになったからだ。
そのひとつが直感について。直感とはどこからやってくるのかずっと不思議に思っていた。
先程挙げたタイトル案は、あるキーワードの閃きから一気に書き起こした。反射に近いかたちでアウトプットされる言葉・考えはいわば直感。
直感とは一体なんなのか。
それは、自分が深く掘り下げ考え続けてきた証なんだという結論に至った。
思いを巡らせ悩み続け一つ一つを紐解いて行き、たとえその場で答えが見つからなかったとしても、のちその積み重ねが表面化されるのが直感。筋トレのように日々の積み重ねが筋肉を作っていくように、直感を生み出す源は思考の筋トレしか方法はない。
例えばキーボードやスマホのフリック入力を思い出すとわかりやすい。最初はキーボードを見ながらでしか打てなかったのが慣れてくれば手元を見なくともスラスラと書けるようになるのは熟練の成果であるように、思考も同じことが言える。
人が当たり前のように行っている会話がまさに思考の繰り返しで成り立っていて、幼少期に初めて言葉を発してから知識や考える力を身につけていくことで、考えるよりも先に言葉がスラスラ出てくるようになるわけだ。
しかしながら、長く考えることは執着という側面もあるため、それに囚われて一向に先に進めないことも多々あるが、それでも諦めないで考えた(もしくは考えるのに疲れてやめた)結果、いつの日か自然に手放せていることにも気づく。
「心や直感はすでに、あなたが本当になりたいものを知っている。それ以外は二の次だ。」
Appleの創業者、スティーブ・ジョブズが語ったこの言葉を、心底理解した瞬間でもあり、直感は積み重ねてきた思考を羽ばたかせる起爆剤であり原動力、そしてたまたま生まれるものでは決してないということを心底信じれる確証を得た。何故なら、時間を要せず直感で決めたことを行うときの私はとても清々しくそして何よりもワクワクドキドキしていた。
- 9月4日 安室さんの声が特別に好きになったLove Story
- 9月5日 あなたと出逢った意味がわかった太陽のSEASON
- 9月6日 前夜祭の最後にみんなで合唱したら素敵と思ったGet Myself Back
- 9月7日 ダンスに魅了されたCome
- 9月8日 声が好きな故にラジオで話す安室さんが大好き過ぎる
- 9月10日 Abema TVで放送された安室奈美恵ファッション総選挙に行ってきたよ
- 9月10日 好きだけじゃない、RESPECT the POWER OF LOVE
- 9月11日 AbemaTVで安室奈美恵 MV総選挙が始まったのでDreaming I was dreamingに投票した
- 9月12日 安室さんと出会って芽生えた可愛いと思う気持ち
- 9月13日 安室さんへ、最大限のありがとうを伝えに沖縄に行ってくる
2018年9月20日 安室さん41歳の誕生日
お母さんと沖縄へ行ったこともあってか、悲しい日にはならなかった。ただ、17日になった瞬間に声を出して泣いていた。自分でもちょっとビックリした。あんな風に泣いたの今までにないかも知れない。
2018年10月4日 久しぶりのブログ
2013年から運用してきたTwitterアカウントを削除した。アムペがあったからこそ沢山の人と交流ができコミュニティというものを真剣に考えることもできた。この経験を次に繋げていきたい。
安室さんが引退してから3ヶ月。
思っていた以上に寂しさはなく、あれやりたいこれ欲しいなどと思う充実した毎日を過ごしている。安室さんの音楽は相変わらず毎日のように聴き、ライブ映像もときどき見ている。それに初めてのオフ会(この言葉以外何かないのかしら、なんか恥ずかしい)を開くこともでき、念願のおしゃれBBQ会場に赴きややパリピー気分を味わうこともできた。
まだ終わっていなくて大変恐縮ではあるけれど、リクエストをいただいた記事を書くこともできて、やや低迷している安室さん熱も適度に沸々とさせてもらえる。
引退をしたらブログを止める。
そうずっと思っていた。
けれど、この数日でその気持ちは全く逆の方向へ転換した。
これからもブログを書き続ける。
私の知らない安室さんをこれから探し続けようと思う。もっと文章がうまくなって安室さんの魅力を最上の言葉で表現していきたい。
リンクの貼り方を変えたらめちゃ長くなって、文章が少ない割に史上最強に長い記事になってしまい申し訳ないです。今後もできれば長いブログを書いていこうと思っていますので来年もよろしくお願いいたします。
今年も大変にお世話になりました。いつも遊びに来てくれてありがとうございます。
良いお年を!