ヒッキーライブに行ってきた 〜 Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 - Twitterボットはディーバの夢を見るか

ヒッキーライブに行ってきた 〜 Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018

2018/12/15 23:54

ツアーファイナルの12月9日、ヒッキーのライブに行ってきた。

ライブが終わって早1週間。実はライブの前日に高熱が出てしまいライブ参加が危うかったのだが無事に訪れることができて本当によかったんだけど、次の日また熱が出て会社を休み今だに咳が止まらない。歳だな。


前回のライブから8年。
2011年12月9日、休止前の最後のライブに訪れ、全くの予想外の涙涙(私が)のライブだったから今回はそれ以上になっちゃうのかな、なんて思って身構えたライブだったんだけれども、結論から先に言いますと選曲のおかげで全く泣かずに音楽と自由に撮影ができるというシチュエーションを存分に楽しむことができたよ。

せっかくなので一番前まで行って撮影してきた。



一番前の景色。ステージから結構離れていてしかも高い。両サイドに縦型・横型のスクリーンが一つづつ設置。縦型スクリーンってスマホビューっぽくてよかった。


自分の席はというと、

こんな感じ。これ、全員が立ち上がったら何も見えないパターンなので終始スクリーン行き。

でも、真横がサブステだったのだ。


PA席だけかと思ったら、中にステージっぽいところがあって、これはもしや、、、なんて思っていたら衣装替えのあとに突如登場してマジビビったよ。

近くに来たときのヒッキー近く近くて、美しい背中の線がクックリと見えてやべぇえええってなってた。(のちほど画像出てくるよ)

ずっと撮影していたわけでもないんだけれど、一旦観たいシーンが続くとずっと撮影ボタン押していて、あれこれなんかに似てるって思ったら、ライブ映像を観ながらキャプチャーしているときの感覚と一緒。まさにリアルタイムキャプチャー。そんな感じに写真たちはこちら。


スマホの画面を10倍の最大ズームをしてその画面で鑑賞しつつ撮影。観ているときはこんなには荒れていなかったんだけど、撮影してしまうとやっぱり無理があったみたい。



MC中。
至って素で喋るヒッキーのMC。友達と普通に会話しているみたいに話し始め、途中つっかえたり下むいちゃったりしつつも、全方位への優しさを向けてくれるヒッキーのMC大好き。ヒッキーが照れくさそうに20周年を喜んでいたり、みんなにお礼を言っている姿を見て、改めてヒッキーおかえりって心底思った。



背中の綺麗さちょっとわかるでしょ?



前にね、終始背の高い人がいてな。



腕の筋な。
ライブ見ているときは全然思わなかったけど、こう撮影したのを観ていると安室さんのライブで撮影できていたらこんな筋とか筋肉とか撮影まくりだったんだろうと思うと、撮影可でなくて本当に良かったと思う。だって騒げなくなっちゃうもんね。



このときのヒッキーの首の血管が引きちぎれそうでちょっと怖かった。声を出したときの顎の震えまでありありと見えた。




見てこれ!!!
すごくね?
(はぁ、、、安室さんの背中もなぁ・・・撮影したかった・・・)





サブステに来たときの肉眼だとこんな感じの視界。








花束を君に歌ってるときにこっち側を向いた時があってヒッキーがにこっと笑ったらそれまで静かに聴いていた前の人たちが手を振り始めて私も一緒になって手を降った。こういうのライブって感じ。



このとき、ありがとうって口を動かした。





今回双眼鏡を持っていなくて、しかも双眼鏡という存在を気づいたのが会場に入って席についてからという驚きの事実にビビった。安室さんのライブのときなんて、ライブの準備で真っ先に双眼鏡を手に取るというのに。行く前に思い出さなかったのをやや嘆きながらもライブ中に、もしかしてスマホのズーム機能でスクリーンを見れば良いんじゃね?と思いつき、その画面を見ていた時間がわりと多かった。だって立ってても全くステージが見えなくて、メインステージにいるときにヒッキーを肉眼で見れたのは登場してきたときの2,3秒のみ。


MCでヒッキーが撮影自由のことを話していて、何度目かのMCで思っていたよりもみんなずっと撮影している人いなくて、あ、でも撮影しちゃだめって言っているんじゃないんだよ。結構みんなの顔が見えていてでも撮影していると顔が見えなくなっちゃうから、みたいなことを言っているときに、あ・・・、私そういえば安室さんのライブのときにそんなことを思ったこと一度もなかったかもって思ってかなり遅いけど反省した。

ステージから顔が見えていると安室さんも話していたのを知っていたけれど、安室さんが顔を見れなくなってしまうから双眼鏡をやめようだなんて視点が一切なかったなぁ。

ヒッキーが、あまり自分はライブをやらないけれどでもみんなの顔を見れるのはライブしかないからみたいなことも話していて、そうだよねぇ・・・安室さんだってそうだよねぇと深く思ったが時すでに遅し。


安室さん以外のライブに来ると曲を聴きながら安室さんに思いを馳せてしまうことが多いのだが、ヒッキーのライブ中はこのときとあと衣装替えのときに流れた又吉直樹さんとの対談映像のときぐらいで、ほかは全然思わず聞けて、一体この差はなんなんだろうなぁ。

どちらかが、パワーで希望を見せる(感じるとかかな)は難しいとかそんな内容の話をしているときに、いやパワーで希望を見出す人は一人知ってる、安室ちゃん。なんて思ってた。


行く前、いろいろなことを思い出してしまって辛くなったりするのかななんて思い身構えていたのに、いやまさかさ、私の感情にどストライクを打ち込んでくる曲が一つもやらないなんて、全くもって想像していなかったよ。

安室さんライブってさ、オリジナルアルバムが発売された全曲披露してくれるでしょライブで。 それを当たり前に思ってたみたいで、初恋の曲全部やると無意識に思っていたことに気付かされたよね〜。しかもシングル曲もやらないってどういうこと!?って思ったが、そもそもそれが当たり前だと調教されていたのに気づかなかっただなんてビックリ。

Laughter in the Darkを解釈したとき、闇属性の曲がどっしりと構えそのなかで微笑みを表現する構成かと思っていたが、実際は全然違っていた。でも、改めて言葉で書いてみたら、そんな表現をしたらヒッキーのありありとした悲しみを何十万人の人が受けちゃうわけだから、そんな表現するわけないなぁと私の考えが間違いすぎていた。

Laughterは微笑みというものではなく、大爆笑を起こさせるコントの笑いだった。

衣装替えの際に流れた映像は、又吉さんとヒッキーの対談映像かと思いきや、実は又吉さんが演出したコント。対談中、ツアータイトルのLaughter in the Darkについて言及し、闇・笑いに関して語られる中で、「笑い」の語源は「割る」から来ていると又吉さんが言った直後、又吉さんが瓶で思いっきり頭を殴られる。

ガシャァアアアアアアン!

又吉さん「ぽかーーーん。」
ヒッキー「こういう、ことですよね?」

その後、やり取りは続くも事あるごとにヒッキーが殴り又吉さん殴られるが何度も続き、めちゃくちゃキレてしまう又吉さんだけれども、キレたことに落ち込み何故か又吉さんがヒッキーに謝るというシチュエーションとなり、もう一度対談させて欲しいとお願いして仕切り直しをする。対談中、ヒッキーが会話している横で真剣に話を聞いている又吉さんは右手にビール瓶を忍ばせ、いつでも殴る準備をしていたのだが、そんな安易な野望は見透かされ、ヒッキーの頭には甲冑(多分くまちゃんを模していたように見えた)で完全防備していたのだった。


闇を爆笑の笑いで包み込んでくれたLaughter in the Dark。好きな曲を聴けなかったのはやや残念だったけれど、でも好きな曲が映像の中でぴったりなシチュエーションに使われていて、しかもそれに大笑いするといった予想外の出来事に遭遇した。

又吉さんがスクランブル交差点のど真ん中で体育座りして、キレちゃった・・・どしよ・・・。と絶望しているときに静かに夕凪が流れ始める。ぴったり過ぎるシチュエーションで大笑い。

その後ヒッキーと再会するシーン。晴れ晴れとした公園で、あれ何ていう名前だろ、ドラえもんでのび太たちが遊んでいる公園にあるコンクリートでできた丸い筒状のやつ。その中でそれぞれに筒の中に寝っ転がって、ごめんね、大丈夫いいよなんて会話をしているとき、軽快に大空で抱きしめてが流れ始める。ここでもピッタリ過ぎる選曲に大爆笑。(このときに、あ・・・もしかこの2曲はやらないのかもなんてちょっと思った)

好きな曲がこんな形で笑いをもたらしてくれるだなんて想像もつかなかった。自分が思っているよりも何枚も何枚も上手で、みんなを笑いの渦に巻き込んだ宇多田ヒカルがさらにさらに好きになったそんなライブだった。

さてと、感想を書き終わったのでネットにアップされているライブレポよもーっと。

※一晩明けて読み返してみたら、歌唱のこと全く話していなかった…。


セットリスト

  1. あなた
  2. traveling
  3. COLORS
  4. Prisoner Of Love
  5. Kiss & Cry
  6. SAKURAドロップス
  7. 光(Acoustic)
  8. ともだち
  9. Too Proud
  10. 誓い
  11. 真夏の通り雨
  12. 花束を君に
  13. Forevermore
  14. First Love
  15. 初恋
  16. Play A Love Song

アンコール
  1. 俺の彼女
  2. Automatic
  3. Goodbye Happiness

ライブレポート

12月4、5日さいたまスーパーアリーナ



12月9日 千葉・幕張メッセ 9~11ホール

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