あなたと出逢った意味がわかった太陽のSEASON
2018/09/05
21:49
2018年9月5日
今日は2015年、LIVEGENICの初日だったようだ。iPhoneで使っているライフログアプリがそう教えてくれた。
なんとも楽し気な画像だこと。ツアーのカウントダウンとして作っていた画像で、ツアーが始まる10日前から作り始めて公開していた。2013年は数日間だけ作って2014年から2018年まで、5回のツアー分を作成した。
安室さんの画像を使ってこういったものを作ることに対して、まったく良いことではないのだが、カウントダウン画像やスマホ・PCの壁紙などを作るようになって、得意ではなかった画像加工が好きになったしツールも使えるようになっていった。申し訳ないと思いつつも好きだからという理由だけで行っていた画像等の加工を終えることができて勝手な言い分だがほっとしている。
安室さんを好きになってからできるようになったことは多数ある。それが、安室さんに出逢った意味の一つのように思っているし、そんな自分のことをもっと好きになっていったことでもあった。(過去記事 >> 祝☆安室奈美恵さん、39歳のお誕生日おめでとうございました。お祝いの言葉というよりも自分の話です)
2012年の夏、20周年アニバサリーライブが台風の影響で中止になったとき、私は沖縄にいた。沖縄のライブが発表されたときには、ライブのためだけに沖縄に行くなんてと思う程度のファンだったため、友達に沖縄好きの人がいたのでライブの話をしたらライブは行かないけど旅行なら行きたいということで、1週間ほどの旅行にライブを組み込むことにした。
でも、発表された3月から9月までの間に安室さんつながりの友達が多くできて、台風で中止になるかもしれない状況になったときには、申し込みをした当初よりも好きな気持は大きく膨れ上がっていた。
2012年9月、初めての沖縄。
空港から降り、古宇利島に向かうためにバスに乗ったらすぐに雨が降ってきたがすぐにやみ、強烈な太陽の日差しが顔を出した。
雨を降らした黒い雲とその強烈な日差しが繰り出す、コントラスの高い空模様に胸を打たれ、夢中になって空を眺めた。こんな空を今まで見たことがなくて、物凄い美しい場所に来たんだなと思った。
訪れた古宇利島は滞在中ずっと晴れていた。
海にも入って沖縄を満喫。こんな天気なのに、あと1,2日で大型の台風が来るだなんて到底思えなかった。でも、現地の人は絶対に来るというから予定を変更して次の日私だけ宜野湾に向かうことにした。
古宇利島でも、太陽と雲と空のコントラスが美しい。
次の日
出発の前に周辺を散歩。朝からすごい日差し。
散歩しながら、晴れを願ってわーーーー!!!ってやってた。
facebookに安室さんのバッグに付いているテルル坊主の画像がアップされたから、
加工してアイコンにしていた。
天気はまだだいぶ晴れ。
散歩している間、太陽のSEASONをずっと聴いていた。太陽の日差しが強かったからだと思う。曲が繰り返される度、あるフレーズで心が止まる。
「あなたと出逢った意味を探したい」
全然わからない。
そもそも、なんで私がこんな悲しい気持ちになっているのかがわからない。だって私はそんなに安室ちゃんのファンじゃない。沖縄のライブが発表されたときは、まだドームツアーが発表されていなくて今年は1回しかライブがないのであれば、沖縄に行ったことがなかったしこれを機に行ってみようと思っただけだったんだ。なのに、台風でライブが中止になるかもと連日泣きそうになりながら過ごしたり、こんなも天気が良い沖縄の空と海を目の前にして涙しているだなんて、出逢った意味どころかこんな気持でここにいる意味がわからなかった。
宜野湾に向かうバスの中。
一番前に座った。そしたら運転手さんが話しかけてきた。
根に持っているわけじゃないけど今でも忘れない運転手さんが言ったこと。
「どこから来たの?東京?何しに?え、安室奈美恵のコンサートを見に?だってもう終わったでしょ彼女。最近見ないよ。」
んだっっっっっっっと!!!
テレビ出てないだけだよ!!!!!!!!!こっちはライブが中止になるかならないかで泣きそうだっていうのよぉおぉおおおおお!!!!!と心の中で怒鳴り散らした。でも親切に宜野湾海浜公園が一番近い停留所を教えてくれた。
宜野湾海浜公園に着く。
前日にラグナに電話したら部屋が空いているとのことだったので、宜野湾海浜公園が見える部屋を予約した。
周辺を歩いていたら、突然爆音が鳴り響いた。How to be a girl。
Chase the Chanceが流れた時、安室さんの目の前に広がっていた空。ステージと逆側を撮影していたのにスタッフに怒られたから、ステージと逆なのになんで注意されないといけないんだと反論したら借りている場所だから禁止だと言われて引き下がったけど、地上から何メートルまで借りてるんだとさらに反論すればよかったとあとから思ったが、かなり稚拙な返しなのでその場で思いつかなくて本当によかった。
この数十分後、部屋に戻ったら中止を発表したメールが届いた。
しばらくしたら大雨が降ってきた。
次の日の朝、解体がだいぶ進んでいた。
ラグナの喫茶店。向こう側がライブを行う予定だった場所。
那覇に行き、夜散歩していたら似顔絵を描いている人がいた。
記念になんか持って帰りたくて、描いてもらうことにした。
安室さんは特徴がないから難しいと話していた。
初めて行った沖縄は、いま思うと儚い恋のような甘酸っぱいさがいっぱいで、何年経っても鮮明に思い出すことができてしまいそれはそれでどうなんだろうか。今までに味わったことのない出来事というのは、薄れ消えゆく記憶とは別にある倉庫のようなところにがっしり守られているのかもな。意図するしないに関わらず。