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9月20日18時53分にファンスペからメールが届いた。
いつか、こんな日が来るとは思っていた。
突然、前触れもなく「引退」という文字を目にすることを。しかも安室さんの40歳の誕生日に。
でも、こんなに早いとは思ってもいなかった。
2017年9月16日の沖縄ライブから25周年が始まるとアナウンスされたばかりだったのに、これから1年間、引退までのカウントダウンが始まるだなんて誰が予想できるんだ。パンフの最初で最後なんて煽り文句を鵜呑みになんてできなかったよ。
安室さんが言う「私らしく」という言葉を読むと、安室さんが自分らしさを語ったことなんて私はさっぱり知らない。でも、安室さんらしい態度は充分知っている。その姿から安室さん自身が語らなくてもある意味わかるという信頼関係がこの「私らしく」という言葉に凝縮されているように思う。
喋らなくてもきっとみんななら分かってくれるよね、大丈夫だよねと言われているような気分。(できることならば引退の理由を知りたいですけども)
オフィシャルサイトの挨拶文とファンスペからのメールの文章は少し異なる。
ファンクラブに入ってる人だけにと安室さんが思ってのことだろうからブログには掲載しないけど、安室さんが語る言葉だなととても感じる。
1年後に引退という事実を知り、かなり脱力はしているけど失望感はない。
それよりも、先に言われてしまった、と言う気持ちが大きい。
数日前に沖縄ライブを終え私に残ったものは、
昔のように安室さんの楽しそうな姿を見てはしゃぐこともはやできない、16日を終えた夜、涙がとまらなくて遅くまで眠ることができず、あんなに好きだったのに、昔のように安室さんを見ているだけで幸せだったあの頃にはもう戻れないと痛感したこと。だから、今回ばかりはライブの感想ブログを書くことができないと思っていた。
いつもなら全然見えない位置にいたとしても、どうにか安室さんの姿・表情をキャッチするべく必死になって見て記憶していたのに、今回はほぼ双眼鏡を使わなかったし自然と記憶がよみがえる事もなくなっていた。人間の能力ってものは意識1つでどっちにも転ぶものだなと自分のことながら不思議な気分だった。
兄が亡くなってすぐにJust You and Iが発売され、しばらくそればかり聴いていた。 母は兄や私のことをきっとこんな気持ちでいてくれているんだろうとばかり考え、来る日も来る日も泣き、沖縄のライブではできることなら聴きたくないなと思っていたんだけども、一番新しい曲だからやらないわけはなく、2日間ともに何も考えなくても涙が溢れ出し、ただただ悲しかったし、それもわりと始めの方に歌うもんだからその気持ちに引きづられ次の曲のチッチャなんて全く覚えていない。
それだけでなく、いつもならどんな曲を聴いたって自分事として捉えなかった歌詞がダイレクトに自分に刺さりまくってしまい、特にDon't wanna cry、NEVER END、Damageがずっしり重くのしかかり、安室さんの25周年をお祝いする気持ちだけにはどうしてもなれなかった。
生きていかなきゃいけない 涙の日でも
だけど強くなれない ならなきゃいけない
容赦なく 時は 刻みつづける
はしるこころ 抑え 歩きつづける
以前からここの歌い方と声の優しさが大好きでよく聴いていたんだけど、さすがに沖縄2日間は安室さん自身のことよりも、自分のこれからの人生が重なり大粒の涙を流しながら聴いていた。
安室さんのことが好き好きで、その好きを形にしたくてブログやTwitterのボットを作り始め、さらに安室さんのことをもっと知りたくてライブもたくさん行き、いろんな楽曲を聞き込み掘り下げていったけども、兄が怪我をしてからそれが徐々にできなくなり、沖縄ライブでは声が枯れるまで歌ったにも関わらず、今までのようにライブを楽しめない自分に気づいてしまった。
今年でブログもTwitterのbot(今は人力だけど)も丸5年になるし、区切りがいいからやめようかと沖縄ライブの前から考えていて、ライブ後にさらにその気持ちは強くなった矢先に安室さんが1年後に引退を発表。
いつもそうだ。
私がやる気をなくなっているときに、やらざるを得ない何かが始まる。引退を発表しなかったらずっとブログを放置していたかもしれないのに。こういうのを原動力というのかな。
ブログやTwitterをやめても安室さんを好きでいることには変わりないしライブだってまた行く気になったら行けばいいと思ってたけど、でも引退をしてしまったらもうそれは叶わない。
とても辛いと思いつつも、以前ならそれだけで発狂しそうなのに、でもそう思っても涙は出ない。2016年の初めだったかな、安室さんのライブに行かなくなる日が来るかもしれない、と初めて思ったあの日からそうなっても大丈夫なように心の準備をしてきていたのかもしれない。
ここ数ヶ月、自分の生活を取り戻すまで必死で沖縄ライブが終わったら、安室さんへの熱も落ち着き一段落するかと思っていたらまさかこんな大ニュースが飛び込んで来てしまったならば、あと1年昔のように安室さんを見続けるしか選択肢はなくなっちゃったよ。
なんでいつもそうやって離れるとすぐに引き戻しにかかるのかしら。安室さんって。他の歌手の曲にずっっっしり浸っているとドデカイニュースを打ち付けてくるのが安室さん。
ただ、今回のはデカすぎる。ここ1年間デカすぎる出来事続きで右往左往する毎日。
多分今までの人生の中で3番目にショッキングな出来事だけど、でも去年1年間で安室さんの何が好きなのか堀りに掘り下げ、オブラート無しではっきりくっきり認識し、それは例え安室さんが引退をしても私の中でずっと残るものだから、だから大丈夫。あと1年したら新しい曲聴けなくなるけど、でも大丈夫。そう書いたら初めて涙が出てきたけど、でもあと1年間、新しいアルバムを出すし(あ、でもオールタイムベストのことなのかな。オリアルは出さないのかな)ライブをするし、その先だってずっと音楽は聴けるし、安室さんから学んだ数々のことは私の心の中に残る。
安室さんを目標にしてから、自分の人生がよりリアルに正しい方向へと進めていると実感しているから、あと1年の間でもっと勉強していこうと思う。安室奈美恵という人の生きざまを。
今日はいつもなら40歳のお誕生日おめでとうブログの日で、それさえも書かずに今日を終えようと思っていたから、書く気力を起こさせてくれてありがとう。安室さんはBody Feels EXITで動くことがすべての始まりだって分かってるって歌っていて、安室さんそのものの歌詞だなって常々思っていたんだけど、沖縄で聴いたときにそういえば私は書くことがすべての始まりだなぁって気づきましたよ。だから何かを書く気にさせてくれるのは生きることと同義。
11月8日にオールタイムベストが発表され、ツアーも準備中ということなので続報をお待ちしております。最後の1年、安室さんが言う「25周年はお祭りだから」の言葉を信じています。
そして40歳のお誕生日おめでとうございます。会社の人にそう話したらみんなビックリしてたよ。素人目からでも神!って言われたよ。
私の神様、あと1年間よろしくお願いいたします。