NEWS ZEROで初めてFinallyを聴いたとき、嗚咽が出るぐらいの涙を流した。
壮大なメロディーで声が今までのものよりも遥かに優しさ溢れる声で初めて聴いた声だった。あれから2日間ずっとFinallyばっかり聞いていて、普通に聴けるときもあれば涙が込み上げて来るときもある。
NEWS ZEROを見直し、安室さんのインタビューを書き起こした。
NEWS ZERO 「Finally」に込めた思い
Q:NEWS ZEROのテーマ曲の依頼を受けて
安室さん:どんな曲をこう提示すればいいのかなっていうのはちょっとこうあったんですけど、でもなんかこうこれから出すっていう楽曲の中にすごい良い楽曲、はまりそうな楽曲があったので、それを提案させてもらって。
Q:どんな思いで「Finally」を提供したのか
安室さん:もともと、曲だけ聴くと切ない感じだったんですけど、私自身もあの楽曲はなんかこう切ないものに引きづられるんじゃなくて、もうちょっと前向きな明るい楽曲にしたいなっていうところで、わりとこう、イメージもあったので、番組と私の歌詞の方向性も。なので歌詞もそういうふうに作りかえてもらって。
できるだけ明るく前向きなものは歌いたい。なんか、切なくて悲しいものだとなんかこう自分も引きづられる感じがするので、聴いている人もそうだと思うし歌っている自分も割りとなんか気持ちよく、明るい気持ちにはなりたいっていう。
何で嗚咽がするぐらい泣いてしまったのか、安室さんのインタビューを聞き直して思い出した。
安室さんからしたら「明るく前向き」なのかもしれないけれど、私にとって明るくも前向きでも全くなく、安室さんが今いる場所から決別し、新たな道を歩みを進めているのを目の当たりして、悲しみしかなかったからだ。
いなくなってしまうことを、「引退」という単純な言葉の意味ではなく、安室さんの心からの気持ちを受け取ってしまった感覚。
それに、安室さんのことが好きだという感情の先にある、その人の人生を見続け、共感や尊敬、目標とし共に歩んでしまった人が目の前からいなくなってしまうことが、とても悲しかった。
でもそんな悲しい気持ちでいる私に、安室さんは自分の夢を叶えるために一緒に歩んだ相手、すなわち今まで安室さんの音楽を聴いてきた人たちに向けて、夢が叶ったと伝えてくれている。実際には言葉にないけども、ありがとうというメッセージが秘められたメッセージソングだった。
安室さんは歌詞を何度も修正してもらったという。歌詞を制作しているのはいつも同じみのEmyliさん。
ちょっと話はずれるんだけど、作詞に外国人の方の名前も挙がっているだけど、ほぼ日本語の歌詞を外国人の方が制作するってどう工程で作られるのか気になって仕方ない。日本語が喋れる人なのかもしれないけど、複数で作詞をするという工程も気になる。
Emyliさんといい、作詞をよく担当しているTigerさんは表現の中で安室さんと密に言葉のやりとりをされているわけだから、作詞家として安室さんの名前はでなくとも、安室さんの深い想いがそこにある。言葉にできないこの思いを、ってまさにI WILLね。
Finally
Finally, I can stop dreaming
願い続けた日が
ついに今スタートを切ったの
Finally, I can stop wishing
モノクロの世界が
この瞬間 色づいてゆく
今ここに立つステージで
新しいストーリーが始まる
Finally 安室奈美恵 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索
夢を見ることも望むこともやめた。それは、願っていた夢が叶ったということ。そして、何かが終わるとそこには何かの始まりがある。
終わりがあることは誰もが知っている。
でもそれを漠然とではなく着実に訪れる事実として見据えて生きている人は少ない。話はまたずれるんだけども、ヒッキーのことが好きな理由がここにあって、終わりの香りがする表現がとても多いけど、でも先に進もうとする希望・力がいつも漲っている。
ヒッキーが休止を発表したあとに発売されたGoodbye Happinessが安室さんのFinallyと被る。ヒッキーにだけでなく安室さんにまで前向き豪速球を浴びせられるだなんて。でも、そういうの嫌いじゃない。
そしてまた話はずれ、ヒッキーの新曲が出るらしいんだけど、でも気持ちが全く行かない。この間朝の番組見ていたときに、安室さんのニュースの後にヒッキーだったんだけど、顔だけ認識できたけど歌も内容も入ってこなかった。そもそも、好きのなり方が異なっていて、情報を逐一追うような好きのなりかたではなかったから、逆にそれでよかったなと思うけど、いつ発売されるかぐらいはカレンダーに入れておこっと。
引退発表から今までの間、安室さん自身のコメントを2度(引退発表とマスコミへのコメント)、Huluでのインタビュー、楽曲に対しての思いなど、今まで以上に知ることができて幸いとも思える。それもあってのことか、最近新聞も週刊誌もネットの記事も全然読む気が起きず、今はTwitterで流れてくるものを流し読み。
そんな中で、香里奈のインタビューがとっても共感した。
<私の恩人>香里奈「安室ちゃんとともに私の人生がある」 | THE PAGE(ザ・ページ)とてもそう思う。
9歳から今の33歳まで、居て当たり前の人がいなくなる。これはもちろん寂しいことではあるんですけど、来年9月以降も、安室ちゃんを勝手にお手本にして、私はモデル・女優・人間、香里奈として想いを持って生きていくと思います。恩返しなんて、とても言えないですけど、それに近いものがあるなら、そうし続けていくことなのかなと。
私も勝手にお手本にしているし、その想いを持って生きていきたい。
引退してもその想いは永遠に自分に残るよね。
あと昨日、新曲のHope、Do It For Love、Finllalyがラジオで解禁された。ってかめちゃ急よね。なんでファンスペさん教えてくれなかったのかしら。
2番を聴いたら、ここでは私たちにそばにいるから大丈夫だよって心配してくれていて、もうなんなんなの!!!揺さぶられっぱなし。
1番にも2番にもある、両手広げて受け止めるからって歌詞を聴くたびに、ライブ中両手いっぱいに広げて歓声を浴び安室さんの姿が浮かぶ。その姿を、あと何回見れるんだろうか。
Finallyを聴くと涙がこみ上げてきてとても辛いときもあるけど、今まででないぐらいに好きな歌声だから、悲しくなってもずっと聴いていたい。
宇多田ヒカル - Goodbye Happiness - YouTube
※この記事を書いている間、計4回お母さんから呼ばれ、感極まっているときにふと我に返ったりして、何度も話がズレたのはそのせいかしら。
1回目:とうもろこし買ってきた 。電子レンジでどうやるんだけ?
→ やり方教える。
2回目:終わったけどまだ固くない?
→ 追加で2分レンジをセッテイング。
3回目:終わったよー。
→ 返事だけしてブログ書き続ける
4回目:まだ食べないの?
→ とても美味しかったです。
【引退にまつわるインタビュー番組を見ての感想】
- 2017年10月2日 NEWS ZEROにて初放送された「Finally」について安室さんが込めた思い
安室さん最新曲、Finallyを聴いて何であんなに悲しかったのか - 2017年11月23日 引退発表後、インタビュー番組に初出演出演
息子さんのために書いたSay the word、安室さんがファンのために歩んでくれた5年間、それを見続けた私の日々 - Twitterボットはディーバの夢を見るか - 2018年2月15日 コンサートツアーが始まる前日。コンサートにかける思い
\後2日/ namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜 How do you feel now?について - Twitterボットはディーバの夢を見るか - 2018年6月4日 コンサートツアーを終えた翌日。総括的な話
安室さんインタビュー NHKニュースウォッチ9とNEWS ZERO - 2019年1月20日 引退の理由を引退後に放送
声帯を壊してもなお手に入れた、安室さんの大きな夢(2019.1.20 NHKインタビューを見終わった感想)