2018年9月10日
何を書いてよいのか分からず、パソコンを前にしてしばらくぼーっとしていた。「何を書いてよいのか分からない」と題して、書こうと思ったときにふとTwitterを見たら自動ツイートでRESPECT the POWER OF LOVEのキャプチャーツイートが始まっていた。
そうだ、ご意見・ご感想フォームにRESPECT the POWER OF LOVEのリクエストが来ていたんだった。でも、リクエストを見たとき少し身構えた。
何故なら、この曲は安室さんの過去の出来事を抜きに語ることができない。RESPECT the POWER OF LOVEの発売日は、安室さんが大切な人を亡くした日だからだ。そしてそれから何日も経たないうちにテレビに出演しこの曲を熱唱した。
当時、その放送を見ていたかどうか覚えていなくて、ファンになってからその映像を見た。「何故、人前で歌を歌えるのだろうか。何故そんなに強くあろうとし、そして何故そんなに強いのか」歌い終わったあと、少し笑みを見せた顔を鮮明に思い出すことができる。
初めてRESPECT the POWER OF LOVEをライブで聴いたのは2012年 20周年ドームツアー。東京ドームでのファイナルの日、安室さんはリスペで観客を煽った。「もっと!!!!」と。2001年のbreak the rulesツアーのときのように煽る安室さんの声がめちゃくちゃかわいくて一緒にいたsと大歓喜した。でも残念ながらその声は収録されていない。本当に残念極まりない。
20周年ドームツアーのRESPECT the POWER OF LOVEは定期的に見たくなるライブ映像の一つで、見たくなる動機はわからないけれども見終わったと何か癒やされた気持ちになる。男女が人間でありたいなら…というところから、人の本質的なことを説いているように感じ、願いや祈りに似た尊さを受ける。
祈りを受け取るようにライブ映像を見ている私に突如現れるこちら。
ひどくないですかね。
尊い気持ちになっている私をふしだらな目にさせるこの構図。
そして、こちらがHuluで話していた突然できたと言われている口元のほくろ。
ほくろさん、あなたは偉い。良い場所に降臨いたしました。
また、そんな祈りにも似たRESPECT the POWER OF LOVEの中で、「誰かに伝えたい マイフェイバリット 好きだけじゃない。」を今ものすごく感じていて、曲のことや今まで書いてきたことと、かなりかけ離れてしまうことをご了承いただきたい。
安室さんが語るI LOVE FANの言葉。そこに、嘘偽りないと思っているけど、でもほんとうにそうだろうかと思わずにいられない。この1年間、もちろんやるべきこととして最大級の施策として正解だっただろう。でも、それがファンのためになっていたのだろうか。価値観や分別は個人の裁量で差があるにしても、それでも制御できる部分を一企業の取締役として担うべきだったのではないか。企業同士の企画を除き、せめてグッズに関してはもっと節度ある物量にできたのではないか。人間の弱い部分につけこみ依存度を高め、人を人で亡くさせる施策をし、結果的に大混乱を引き起こし、皆が疲弊したところで安室さんは去っていく。
この1年間、そんな混乱を見ているのはとても辛かった。安室さんにやや失望の気持ちも抱いてて、好きと嫌いが同等の熱量で渦巻いている。
でも、それでも流す涙は、いなくなってしまう寂しい気持ちからしかない。
昨日、AbemaTVの観覧に行ってきて、いなくなることをもっともリアルに感じてしまい、ほんの少しのことで涙がこみ上げてくる。だから、何を書いてよいのかわからなかったのだけれども、たまたま結びついた出来事からずっと思っていた気持ちを書いてみることにしたら、やっと書けてちょっとスッキリした。
それに、遅かれ早けれリスペのことはブログに書く予定でいた。それは、ファンクラブで注文したブーツキーホルダーの印字をRESPECTしていたからだ。
当初注文する気はなかったのだがふと、これから大切にしていきたい言葉を入れようと思いついて、I LOVE 〇〇のIを安室さんからという意味ではなく、自分自身のIと置き換えて言葉を決めた。その後に続くfrom namie amuroも安室さんを通じて知り得たこととして意味が通じる。Twitterで多くのフォロワーを持つようになったり、ブログを書いていてもっとも大切なこと、それはRESPECTだと思った。
(後日届いたキーホルダーはこちら>> やっとキーホルダー届いた、と、Twitterアカウントを削除した)
人を敬うことは当然の思いとしてあるけれども、うっかりすると忘れてしまう。特に自分と異なる意見にぶつかった時にそれは崩れる。でも、それでもリスペクトする気持ちは絶対に持っていなくちゃいけないという学びを得たと思っている。
昔、ネイティブ・アメリカンのブログや本を読んでいる時期があって、それがリスペクトとつながっている。
地球に生きる人にとって大事なこと: Native Heart
リスペクト、それは妨害をしないこと。
リスペクト、それは対立をしないこと。
リスペクト、それは非難をしないこと。
リスペクト、それはあざけらないこと。
とくに年寄りをからかわないこと。
リスペクト、それはわれわれのあいだに嘘のないこと。
リスペクト、それは信頼を裏切らないこと。
リスペクト、それは「やらずぶったくり」のないこと。
リスペクト、それは「ひとりじめ」のないこと。
リスペクト、それは「誰かを支配しようとしない」こと。
リスペクト、それは命令をしないこと。
リスペクト、それは怒りにまかせて叫んだりしないこと。
リスペクト、それは悪い言葉づかいをしないこと。
リスペクト、それは誰かの悪口を言わないこと。
リスペクト、それは自分をコントロールしておくこと。
リスペクト、それは「人格に」ではなく、
「問題点に」焦点をあてて事の解決をはかること。
リスペクト、それは「誰が正しいか」よりも
「なにが正しいか」に焦点をあてること。
リスペクト、それは自らの否定的な面を自覚し、他人に責任を転嫁しないこと。他人に責任を転嫁する人間は自らの否定的な面を他の人間に投影しているにすぎないのだから。それはやがて偏狭な考え、それに基づいた戦争、そして皆殺しへと移行していく。
リスペクト、それは異なる意見を持っている人たちとのあいだに意思疎通のための回線を持ちつづけ、誠実に相手に語りかけて理解してもらおうと努力すること。
リスペクト、それはみんなの声が聞こえてそれぞれがなにを言っているかを理解するまで、じっくりと耳を傾けること。そうしたときにのみインディアンの霊性の到達地点である「均衡と調和(バランスとハーモニー)」がもたらされる。
最後は全く曲とかけ離れてしまって、リクエストしてくれた方に大変恐縮と思いつつも、RESPECT the POWER OF LOVEに思う気持ちでした。
あ!一つ書きたいこと忘れていた!
20周年ドームツアーの音源で、3分30秒あたりの「何よりも〜」の「も〜〜」で上がるところが好きです。
「RESPECT the POWER OF LOVE」TV-CM / 安室奈美恵 (Namie Amuro) - YouTube