衝撃の発表から早5日。
25周年沖縄ライブ前に家の引越があり、部屋の片付けがままならないまま沖縄の準備、出発をしたため、やっとゆっくり土日を過ごせるときがやってきたというのにこんなことになってしまい、気持ち的に全くゆっくりなんて過ごせず、部屋の掃除をしながら1996年に千葉マリンスタジアムで開催されたライブ映像を見ていた。
先日ブログを書いたときは全然大丈夫(全然は嘘か)なんて言っていたけど、全然無理。気づくとこみ上げる涙を押さえる日々。こういうの、この1年間で何度も何度も味わい、これからは緩やかに落ちつてくるだろうと思った矢先にまさかこんなことが。
でも別に安室さんが悪いわけでも何でも無く、そこまで動揺してしまうほど好きになってしまった私の問題なだけで、なんで安室さんはまだまだ引退なんてしないなんて高をくくっていたんだろうか。
ずっと以前から安室さんは歌手でありアスリートと称されていた。歌手が40歳で引退をすることを考えるととても早いけど、アスリートと考えればずっと遅い方だ。
安室さんはいつもツアーが終わるとその反省点を掘り下げ、次にああしようこうしようと考えると言っていた。でも、きっと沖縄ライブではそれがなく、頂点に上り詰めてしまったんだろう。頂点に上り詰めたらあとはもう降るしかない。きっと安室奈美恵の中にそれは「ない」んだろう。
安室さんは、2013年にDimension Pointという個人レーベルを立ち上げ、2015年に所属事務所、ビジョンファクトリー(現ライジングプロダクション)から独立しstella88の代表取締役となった。
当時、独立前の2014年に週刊誌に様々な疑惑が持ち上がり、もしかしたら引退するのかもしれないと不安な日を過ごしたけれども、この独立という出来事を受け、これからの安室さんの輝く未来が見えたと思っていた。でもそうじゃなかった。
憶測だけど、安室さんはすでにいつのころか引退を見据え、いつでも自分の思うタイミングで引退ができるよう準備をしてきたように思える。やりたいことを貫く姿勢。至極安室さんらしいやりかた。
それとは完全に反比例した私のこの5年間。
終わりの始まりを着実に進めていた安室さんに対し、私は徐々に安室さんに対する思いを加熱させる日々を過ごしてきた。
でも、最後の最後は自分の熱も下がり始め、どう安室さんと接するか決めた矢先の発表だったからそれが少し救いのように思う。
とはいえ、2009年に安室さんのファンクラブに入り、2012年まではいくつかある趣味の1つぐらいだったのが2012年に安室さん繋がりの友達が出来始め20周年アニバーサリーライブの中止を受け、そこから今までの間に募らせた思いは計り知れず、自分でも全部読み返したことないぐらいの文章量としてこのブログに残っている。
いなくなる喪失感。
これまでの人生で何度か味わったこの気持ちを、こんなにも早く安室さんに対して思わないといけないだなんて辛い。
最愛の人と言ってい良いぐらいに好きな安室さん。
そんな人の決意が自分の意と反することほど辛いものはない。自分ではどうにもできない要因で沸き起こる気持ちを消化する作業には時間がかかる。
そのために、安室さんはきっと1年の猶予をくれたんだと思う。
ここ数日、SNSやネットの記事、テレビばかり見ていた。でも、そんなことばかりやっていて何になるのだろうか。昼前に寝っ転がってぼーーと天井見て涙していたって何になるんだろうか。
ハリセンボンの春菜さんが、感情の波はあるけど、アムロスなんて言っていないでこの1年安室さんにありがとうを返していく1年にしましょうよ語っていた。
その通りだと思う。
だから、安室さんのライブや昔のライブ・トーク映像をもっともっと見ようと思う。たくさんの人々が語る安室さんへの想いもたくさん見ていきたいし、何が凄いのか何が好きなのかもっともっと発信していこうと思う。
いま、ソクレを見ながら書いてる。
華奢な身体で爆発的に踊り倒し声を張り上げ暴れまくるライブ。歌って踊るじゃない、踊って歌うライブ。2時間全力疾走。
そう言えば以前ソクレのDVD持っていない人が多かったみたいなんだけど何度でも言うけど買ったほうがいいよ。今だってキレキレで踊るけど洗練されすぎてて美しすぎるのですよ。でもソクレは違う。鬼気迫る顔でガシガシ踊り倒して声張り上げヘドバン食らわしながら暴れまくる安室さんが凄まじい。 pic.twitter.com/XrEXr9B9kB— 安室奈美恵 百科事典 (@amupedia) 2017年9月21日
人間の限界を超越する姿を見せてくれてありがとう。
あ、そだ。
沖縄ライブで自分ごととして胸に突き刺さってしまった、ネバエン、ドンワナ、Damageの歌詞は無事に安室奈美恵物語へと舞い戻ったのでとても一安心。いや、全然一安心でもなく、さらに涙を拭う羽目になってしまったけれども、安室さんの歌はやっぱり安室さん自身のことに思いを馳せながら聴くに限る。
安室さん引退まで、あと後357日。