日々のFEEL 〜 ライブに行くと考えてしまうこと(2017.1.23)
先日、クラムボンとEGO-WRAPPIN'の2マンのライブ「鼓膜の記憶 〜Groove2〜」に行ってきた。そこで聞いたEGO-WRAPPIN'がカバーしたクラムボンの曲「Folklore」がずっと耳に残っている。 物悲しい曲調と不確かな気持ちの拠り所を探しているかのような歌詞で、オリジナルのそれを踏襲しつつEGO-WRAPPIN'のFolkloreはピアノの音がメインで、中納さんのまっすぐで透き通る歌声によって、ふわっと浮くようなクラムボンのとは異なり、孤高感の中の強さが際立っていた。 クラムボンの楽曲の中で、切なさを内包する曲はいくつもあるものの、郁子さんの柔らかな声に乗ると切なさに暖かさ・優しさが加わるから孤高感を感じるものってさほどなかったように思うけども、EGO-WRAPPIN'のFolkloreはAliveの安室さんに感じている、たった1人で世界に立ち向かうような強さがあった。 ふと好きな歌詞のことを考えた。 例えば先ほどのFolklore。 隣の住宅のネオンが陽炎のように揺らいでた こんな景色見たことない 見慣れていたのに 何かが変わっていくような そんな気がした あと少しで 何事もなく消えていく 6月6号 あと少しで あと少しで 時計の針が2時を指す 気がつけば もう あと少しで 気持ちがすっと軽くなる そんな気分さ あと少しで あと少しで 見たことある景色なのに見たことない景色に見えたり、 あと少しでを何度もつぶやいている。 具体的なことは歌の中では何も語られないけれども、 でもこの人は世界は今とても不安定で不確かで、でも変わってしまうことへの期待がどこかしらあってそんな気持ちを俯瞰しつつも共感をしたり。 具体的な状況が語られないから、歌詞の中に自分の入る隙間があって、自分に当てはまる心境が過去に経験してきたものだったり、この歌の物語に思いを馳せたりすることがとても心地良い。小説を聴いている感覚。(※この歌は、作詞作曲したミトさんが一人目の子供が生まれる前に作られたと初めて聴いたあとに雑誌のインタビューで読んだはずなんだけども、どこに書かれていたのか見つけられなかった…orz そのエピソードを知ってから、歌詞の世界がより一層色鮮やかになった) その反面、そ...