昨日Fighterの件を書いたばかりなのに、今朝になって色々閃いたことばかりが続いたので、いつもなら追記で済ますんだけれども数行で終わらなさそうなのでその2を書くことにした。
MVを見たことで和訳は大いに助かったけども、MVを考察する意識がちょっと飛んでいたなぁ。今度から同時にやってもいいから記事は別にしようと思う。
和訳を読んでからのほうが分かりやすいので、まだご覧になっていない方はこちらをご参考ください。
>>英語ができない安室奈美恵ファンの私が「Fighter」を訳しながらMVを考察
FighterのMVの中で大きな疑問が一つ、それは何故3人の安室さんが登場するのか。
登場人物
廊下奈美恵さん
白奈美恵さん
黒奈美恵さん
今までのMVの中でももちろん複数人登場するものがあるから特別変わったことをしているわけではないんだけども、分からなかったのが廊下のシーン。でも、和訳したことで推測することができた。
それは、廊下奈美恵さんは実体であり、白奈美恵さんは内なるLover(愛する心)と黒奈美恵さんはFighter(戦う心)という側面。
曲の終盤で、私はLoverでありFighterだというセリフがあることから、白奈美恵さんの、"私の愛は月の光のように明るく輝いている"と愛する者への気持ちを囁き、黒奈美恵さんは終始踊っている(戦いのような振り付け)という2者に分かれ、廊下奈美恵さんの"何故私の見てるの?見えるのは私を審査しようとする目"というセリフから、デスノートを手にするべく実体ある存在としてこの場所に舞い降り、死神がデスノートを継承するに相応しい人物かどうか見定めているのではないかと読み解ける。
表情の変化
廊下奈美恵さんの表情
冒頭では、何見てんのよぐらいに睨みつけていたものの、不安げな表情を見せたりしてるのは、自分で選んで来ているものの不可解な場所で死神たちの審査の目にさらされているからではなかろうか。
わりといつもの奈美恵さんって説明も変だけど。
この表情って初めて見るかも!!!白奈美恵さんが契約の義を済ませたあとに見せるこの表情は、あと少しであの場所へという感じですかね。
氷の微笑。あちらの世界へ行ってしまわれた気がする。
いきなり黒奈美恵さんを挟むけど、先ほどのシーンからしばらくすると、
この踊りがあるんだけども、ここって空から舞い降りてくるリュークを待つ白奈美恵さんの前のシーンで、もしかしてこの振りって世界を切り開くという意味なのかな。
その後、白奈美恵さんが空高くリュークを待つところで、黒奈美恵さんが
"あなたが私に言うすべてのこと、あなたが私にするすべてのこと"
"私をより強くする"
"私は恋人であり戦士"
と、心の内を明かすかのように歌い上げる。
そして死神の目を手に入れる。
その後、あまり動きのなかった廊下奈美恵さんがステップを踏み始めるのは世界を手に入れFighter要素が加わったからか。
白奈美恵さんの表情
内なるLover(愛する心)を演じる白奈美恵さんは
"私の愛は月の光のように明るく輝いている"と愛をささやいている。
こんなにも初めは儚げだったのに、
明らかに強気だし、3枚目のキャプチャーの時に奈美恵さんは、
"私が世界を操るときに何で目を閉じ続けなければならないのよ"って挑発してる。神になられるおつもりですね、分かります。
絶世の美女を経由し、
何故目を閉じなきゃいけないよって切れたところですね。
覚醒
見下ろす視点に変わった
儚げだった白奈美恵さんはもういない。
もはや実体もLoverの消えてなくなりFighterに取り込まれた感じがする。曲のタイトルがFighterだからいいけども、Loverの側面がまだ残っていることを垣間見るために、しつこいけどFighterのMVのスピンオフ作品をどうか・・・って絶対にないわな。あ、安室さん側がやらなくてもデスノート側が作ればいいじゃんね。ナミエって名前の主人公で。
何かこう安室さんのMVを見て色々考察していたら、昔好きだった映画や難しくて分からなかった映画をもう一度見たくなってきた。さしずめ、もうすぐ公開されるマーティン・スコセッシの「沈黙」を見る前にスコセッシ作品をおさらいしようかな。
安室奈美恵 / 「Fighter」Music Video -short ver.- - YouTube