大概ヒッキーの曲を聞いているときにこういうことを思い描く傾向にあって、しかも2人のことを書こうと思うと何故かこう観念的な方向へ向かってしまう。この2人を併せ持つのがナウシカなんだよなぁ、なんて誰かこの気持ちをわかる人は手を挙げて。
私にとって安室さんという存在は混沌を引き起こし、ヒッキーは深淵へと引きずりこんでくる存在。
安室さんに関しては過去のことになってしまうんだけれども、彼女が動き出すと圧倒的な物量とインパクトの影響を受け最大瞬間風速の激しさで気持ちが高ぶり気づくとあっちこっちに振り回され大嵐が巻き起こっている渦中にいて、気づくとなんか疲れているかも・・・みたいな状態。混沌。よく安室さんのことを神って言ったりしていたけど、破壊の神だったのではと真面目に思っている。ナウシカも最後破壊したし(漫画を参照)
一方ヒッキーは、自分の中で持ち続けている深い悲しみと瞬時にリンクしてしまい、音楽を聴いていたはずなのにいつの間にか心の中と向き合っている状態に陥ってしまう。
安室さん引退後、1ヶ月半の間ずっと安室さんの音楽しか聴いていなくてその理由は特にないんだけれども、数日前に久しぶりにヒッキーの初恋のアルバムを聴き始めた。そしたら、しばらく忘れていた気持ちが舞い降りてきた。
私にとって初恋のアルバムの後半の曲並びが悲しみの気持ちを完結させてくれるような流れと持っているからだ。
- 大空で抱きしめて
- 夕凪
- 嫉妬されるべき人生
<関連リンク>
アルバムで続く曲は「夕凪」
この曲には闇しかない。深い深い闇の底。
小さな金属の音や不快な圧を感じる不穏で耳障りな音。先行するもう一人の自分の声など頭の中であれこれ思いが巡る不快な状況をありありと再現されているように感じる。目の前は死の淵にでもいるかのような光景が広がる。そんな光景見たことないけども。大空で抱きしめてで溢れかえった悲しみと対面しているかのよう。悲しみと向き合いでもいつかはなくなる、そう信じて祈りを捧げる。ヒッキーがドキュメンタリー番組で言ってた「言葉できない(ならないだったかな)音」というようなことを話していたけど、あの発した声はお経のような存在に感じていて、聴く度に一瞬でも目が閉じる瞬間が訪れる。深い闇の底でうずくまりただ悲しみが過ぎ去るのを待つしかないけれども、でもそこには同じ気持ちで隣に居てくれるヒッキーの存在を感じることができる。
暗く落とし込む闇に取り込まれることは決して絶望だけではないことを昔も今のヒッキーの曲がそう教えてくれる。冒頭に聞こえてくる柔らかな笑い声、あれって息子さんの声に聞こえる。闇の中の笑い声。今回のツアータイトルのようだ。
ちょっと話は逸れるけど、2002年の発売されたヒッキーのDeep Riverという曲のMV冒頭がまさに深淵にうずくまる人へかすかな光を灯すモノローグのようになっていて、ヒッキーの根底あるずっと変わらないものを感じることができたようにも思う。(ちょっと長いのでもし興味があったら、「Deep River 二つの鏡が向き合い」で検索したら出てくるよ)
アルバム最後の曲「嫉妬されるべき人生」
ヒッキー自身のことであったり、お母さんと息子さんへの想いが交錯したくさんの気持ちをここに集約したように思える。
今日が人生で最後の日でも、今日が人生で最初の日だよと歌う声を聴いていると、いろいろな想いをまるっと一周させてまた振り出しに戻り、新たな気持ちにさせてくれる。
今ざっと書いて読み返してみたんだけど、ちょっと大丈夫?!?!?!?!落ち込んでるの???ってなってない?大丈夫?
悲しみも含めて気持ちと向き合うみたいなことは、音楽聴いていたり本を読んでいたりする時に何かのきっかけで思考が止まらなくなってあーだこーだと数十分の間だけだったり、ときには何日も続いたりして、実際にこう書いている時はもうすでに考え終わっているので今はもう悲しくないから大丈夫だよ。
いつもなら自分だけで完結させるんだけど、この3曲がとてつもなく感情の流れにフィットしたのと、ヒッキーに対して何かを思うときはだいたいセットで安室さんのことも想うことがあるからブログ書こうって思ったわけだが、書いてみたら安室さんあまり関係なくなっちゃった。でもいつか、安室さんはカオスそのものと言いたかったのでやっと言えた。そんなカオスに引きづりこまれてるっていうのに、当の本人は大量の嵐を巻き起こして一人だけスッキリしてる感じしません?安室さんって。
数日前から書こうと思って、でもなぁ…内容がなぁ…なんて思ったりもして、リクエストのものを書こうとしたんだけど、残念ながらその曲の映像を見ても全く楽しくなくて、ダメだどしよ。やっぱり書くかって思って今に至る。
近況をお話しますと、夜な夜な焚き火して炎を眺めるのがとても心地よくて、さらに木を削ることにハマってしまい、スプーン作ったり、革砥(興味があったら調べて)を作ろうと板を削ったり、フェザースティック(興味があったら調べて)を作ったり。毎日1,2時間ぐらい木を削っている。木を削っているとめちゃ楽しくて時間を忘れてしまうから2時間ぐらい過ぎたらお母さんに部屋を覗いてもらうようにお願いをしている。
会社の人にその話をしたら、人って歳を取ると動かないものに興味が出てきて、植物、木など、最後は石に興味を持つらしいよと真顔で言われてギクっとした。
それ、めちゃわかる。
10年ぐらい前、30歳手前のときに植物を育て始め花の写真を撮るようになったときに、若い頃花の写真の楽しさが全く分からなかったんだけど今こうして撮っているって歳が関係するのかな〜なんて思っていたから、今は木でしょ。着々と動かないものに興味が移りつつ、しばらくすると石がさーーとか言うようになる気しかしない。
着々とBBQに近づいていますね。
食べログやGoogleマップの口コミを見ていると店員さんの態度が微妙とか切れないナイフが出てきたり大して明るくないランタンが出てくると書かれいたので、店員さんには極力関わらない方向で、切れるナイフと明るいLEDランタンを持っていこうと思っているので着々と準備しています。個人的に焚き火をしていいのか聞こうかと思っているけど、ダメって言われるのが嫌だから勝手にやって怒られたらやめようかなとか妄想も広がっています。あ、でも水場がないって書いてあったから、何かあったとき用の水を用意できないダメかも・・・(´・ω・`)ショボーン 聞いてみようかな。
冷え込みそうな気がするから暖かい格好でお越しくださいませ。