先日、キリスト品川教会 グローリア・チャペルで行われた、畠山美由紀 × Port of Notes “Both Sides, Now”のライブに行ってきた。会場で発売していたレコードには2者の曲が1曲づつ収録されているんだけれども、畠山さんがピンク側でPort of Notesが青側。
Port楽曲は陰で、畠山さん楽曲は陽の要素があるとライブ中に思っていたことがジャケ写に現れていた。(というか太陽と月)
今回のライブは畠山美由紀さんとPort of Notesのツーマンライブ。でも、Port of Notesのボーカルは畠山美由紀さんなのでボーカルが同じという不思議な組み合わせではあるが、畠山さんの歌声が好きな人にとってこんな贅沢なライブは他にない。この組み合わせを思ったことは一度もなかったけれど、でも最も見たかったライブはこれだったように思う。
最初はPort of Notesからスタートし、1曲目はすでに忘れたんだけれども品川教会には大きなパイプオルガンがあることからとっても響きがいい。何度もライブで聞いている曲なのに、会場ごとの響きの違いやアレンジが異なる歌声を聴けるから毎回新鮮な気持ちになれる。
Port の何曲目かでトラヴェシアが流れたときにふいに涙が溢れた。初めて聴いたのは去年の年末で、安室さんのことを思いながら聴いたあのライブを思い出してしまったみたいだった。(久しぶりのPort of Notesのライブで安室さんに思いを馳せる)
以前から安室さん以外のライブに行くと必ずと言っていいほど安室さんのことを思ってしまっていたように今でもそれは続いていることを知り(安室さん引退後初めてのライブ)この現象は一体いつまで続くのだろうかと少し辟易した。
次に畠山さんパートになりギターの人が入れ替わる。
ボーカルの人は同じでも楽曲の持つ雰囲気は全くの別物なんだけれども、なんて表現したら良いのか分からない。一つ気づいたのは、畠山さんの高音を聞くならソロ楽曲の方だということ。
わが美しき故郷よという曲では毎回涙ぐむ。2011年の震災で大きな被災をした故郷気仙沼への想いを綴った曲。震災の後、被災した会社へ取材をするという仕事があって東北に行ったときに、行きたい場所があるか聞かれたので真っ先に気仙沼と答えた。畠山さんの故郷だと知っていたから。この曲を聴くと同じ景色を見ているわけではないし、少ししか滞在していないけれども、自分が見た気仙沼を思い出す。
本編最後、歌で逢いましょう。
歌う前に畠山さんは、自分はこんな風に歌手になるとは思っていなくて、でもこうやって皆さんに会えるのはこの場所で歌うことでこうやって皆さんに会いたいと思っていたと話した。
泣き出しそうだった。もう会えない人がいること瞬時に考えてしまったようだった。引退したあとに不在ということに対して、全く寂しさを覚えなかったのに他の人のライブでそれを初めて感じた。歌を聞いているとき、帰り道、家に帰ってきてからも涙が溢れ出しそうで辛かった。
でも、この涙はちゃんと受け止めて流しいくことがとても大切なことを知っているから、何かを考え解決していくということではないこの気持ちは、身体の反応をそのまま受け入れる。
音楽が自分の身体の何かに反応することが多いと知ってから、身体・気持ちをニュートラルに戻してくれるのも音楽と分かり、涙した音楽をずっと聴いているうちにいつか元通りになる。癒やされたという言葉が一番しっくりくる。でもまさかこの歌が安室さんと結びついちゃうだなんて思いもしなかった。以前から好きな曲でたまに連続して聴きたくなる曲だったんだけれども、これからは安室さんのことも思ってしまうのね。
思い出と曲が結びついてしまうと、曲だけに集中できなくなるからあまり好ましくなくて、ヒッキー楽曲はわりと多いけど安室さん楽曲は全く無くていい感じと思っていたけど、安室さん以外の曲に安室さんを思い出すだなんて私にとって大被害の可能性ありで、これからどれだけの曲に飛び火するのかヒヤヒヤする。
次回12月にヒッキーのライブがあるんだが、一体安室さんはどれだけ顔を出してくるかなぁ。
そういえば、初恋のレコードが発売されたんだった。買いたい気もするけど、CD・ハイレゾ買ってレコードも買ったって違いが分かるとも思えないから買わなくていいかな。
ライブでレコード買って来たから、ついでに安室さんのレコードも久しぶりに聴いた。
このジャケ写ホント好き。
以前サムキスのレコードを買うか迷って買わずにいたんだけれども、検索していないからわからないけど今となっては高騰してそうで買っておけばよかったとちょっと後悔。
あ、そういえばこの間のBBQでブログに書かれている曲の略語が分からなくてめちゃ検索したって言われた。わかるー。私も初めてどこかの記事で見たとき分からなくてめっちゃ検索したもんね。サムキスはいかがでしょうか?
「サマーフェスティバル2017 畠山美由紀 15th anniversary × 仙台フィル~歌で逢いましょう~」公演トレイラー - YouTube
畠山美由紀 「わが美しき故郷よ」2011 11 17 LIVE Fragile ver MV - YouTube
本日はキリスト品川教会 グローリア・チャペルで畠山美由紀とPort of Notesのツーマン「Both Sides,Now」。チケットはソールドアウト。— Port of Notes (@PortofNotes) 2018年11月8日
会場限定先行販売のスプリット7インチもございます。皆様お待ちしています。https://t.co/4BX2JuiUFj pic.twitter.com/K7BsWTz8vS
昨日はキリスト品川教会 グローリア・チャペルで開催された畠山美由紀とPort of Notes、初のツーマン「Both Sides,Now」にお越し頂きありがとうございました。— Port of Notes (@PortofNotes) 2018年11月9日
12月には福岡、金沢でも開催いたしますので、引き続き楽しみにしていてください。(Photo by Makoto Sugita)https://t.co/4BX2JuiUFj pic.twitter.com/xUUCxBZj9S
昨夜は品川教会でのライブ、たくさんのご来場ありがとうございました!— 畠山美由紀スタッフ (@miyuquinha) 2018年11月9日
来月にはいよいよ新しいアルバムのリリース、そして東京と大阪では冨田恵一さんとのステージを来年3月に控えております。どうぞお楽しみに! pic.twitter.com/KsQI3FE3aA