久しぶりのPort of Notesのライブで安室さんに思いを馳せる - Twitterボットはディーバの夢を見るか

久しぶりのPort of Notesのライブで安室さんに思いを馳せる

2017/12/26 23:52

念のため初めにお伝えしておきますと、このようなタイトルではありますがほぼほぼPort of Notesのライブの感想です。安室さん以外の人のライブの感想を書くの久しぶり。今思うと、去年2016年に行った畠山さんのソロ15周年ライブの感想書いておけばよかったなぁ…。

12月23日、東日本橋にあるCITANというホステル、カフェ、バーラウンジを構えるお店のバーラウンジで開催された。
LIVE EVENT “Port of Notes one man live “開催 | CITAN


お客さんとの距離1mの近さで椅子が設けられ、早めに行っていたので一番前を無事にゲット。しかもリハまで聴けるという贅沢さ。

ラウンジの一角がステージとなり暗がりの照明の中、Port of Notesの2人にピンスポットがあたりしっとしとしたなか、軽い食事と飲み物を片手にしながら極上の音楽を存分に味わえてなんて至福の時間なんだろうか。そんな音楽を耳を澄まし聴き入り、歌っている畠山さんを見ていたら思わずにはいられなかったのですよね。

こんな場所で安室さんがI HAVE NEVER SEENやDreaming I was dreamingを歌っている姿を。って急に安室さんの話しかい!!!って思った?

まぁ、そんなことをライブ中の後半に思ってしまったもんだから、内容はPort of Notesの話だけど、タイトルがあんな感じです。

話をPort of Notesに戻します
Port of Notesのライブに行くのなんてもう何年振りなんだろうか。ずっと待っていたんだよ!!!

過去のGoogleカレンダーを検索してみたら2010年に行ったライブと2012年に行けなかったライブの予定で止まっていた。カレンダー見る前は最後にライブ行ったのって5年前かなーって思ったらもう7年じゃん。
最後のライブに行ったときにアルバム作ってますって言葉にどんだけワクワクしたか。出る出る詐欺すぎる。

2000年初頭ぐらいに友達から借りたCDがきっかけで好きになって、初めてライブに行ったのが2008年。1年に数回しかライブやらなかったり、毎回行くわけでもなかったけどもさすがにアルバム作ってるよーからのこの休暇期間は長すぎ。個々で活動しているのは知っていたし、それには参加してたけどPort of Notesとしてのワンマンが見たかったのよ。

大ちゃんのしっとりしたギターに畠山さんのチェロのような歌声が乗るのが好きで、何と言っても大ちゃんの儚げなコーラスがいい。テーブルで一緒になった人たちとお話することもできて、あのコーラスがいいんだよね!小池龍平さん(ソロライブで一緒に回ることが多いミュージシャンの方)だと綺麗すぎるんだよーーーー!と一致団結。声がとっても綺麗でかっこいいんだけど、ちょっと違うの。

デビュー当時ぐらいから知っている人たちと話したのは初めてで、今までのライブの話やアルバム出る出る詐欺の話もできてとても楽しかった。

セットリスト

  1. Salavah
  2. Sunshine In The Rain
  3. Sailing To Your Love
  4. それぞれの海の色
  5. Dead Angel
  6. 僕の見た昨日
  7. One More Bourbon
  8. With This Affection
  9. 真夏の行きつく果て
  10. エレーヌの船
  11. Unknown Language
  12. トラヴェシア
  13. (You are) More Than Paradise
  14. You Gave Me A Love
  15. ほんの少し

割りと古めのが多くて、新しいの(といっても2009年)からは全く無かった。多分古くからのファンの人が多くて、心待ちにしている人のために古めのを選曲したのかな。Port of Notesの曲はどれもこれも甲乙付けがたいほどに好きなんだけど、特別に好きなものと言えば(You are) More Than Paradise。名曲中の名曲。目を閉じて情景が浮かび上がって来た初めての曲だったと思う。

そして今回はライブのために作られたという新曲「トラヴェシア」を披露。イントロがさ、太鼓の音からアルペジオで始まるわけだ。これぞPort of Notes。大好きな(You are) More Than Paradiseに似ていてすっごい素敵で、しかも旅ってワードがいっぱいでてきて、やっと始動したんだなと思えるそんな曲。しかも次の曲がイントロが似ているなと思った(You are) More Than Paradiseを歌うから、やっぱ分かってる!!!

ライブに先立って、新しいサイトが出来上がっていて新しいレーベルに移ったと発表がなされていた。しかも、ライブ当日のお昼に畠山さんのラジオでトラヴェシアがすでに流れていたんだそうだ。知らなかったーーーー!

たださ、MCで大ちゃんがとっても大事なことを言ったんだよ。
「この日のために新曲2曲作った」と。


・・・
あの!!!新曲1曲しかやってないYO!!!!


何故そうなってしまったかというと、MCがめっちゃ長かったんだよーーーーー!!時間が押していてNGが出るほどに!!!
この2人ってさ、奏でる音から想像できないぐらいに漫才MCで以前からめっちゃ楽しくて好きなんだけども新曲すっ飛ばすなんて何事!しかも大ちゃんが10年分ぐらい喋り足りない。ずっとMCでもいいか。とか。

ならもっと早くライブやればよかったでしょーーに!ツッコミ入れたかったぐらいだ。でもまぁずっと待っていたんですよ、ほんとに。

MCの内容っていうのがほんと緩くて、忘れっぽいのが最近ひどくて鍵を何度も家に取りに帰るという話を大ちゃんがしたら、畠山さんもそそ!私だけじゃないんだ安心したーとか、畠山さんがライブ会場に向かいまでの道のりで電車を反対方面に乗ってしまった挙句、2人で一生懸命に作ったライブの進行表を家に忘れてきちゃったとか、忘れちゃったせいでMCの場所間違えちゃうし、休憩時間も間違えた上に、笑いすぎちゃって次の曲のテンションじゃないって言って曲順変えて曲紹介したら、曲を作った畠山さん本人がタイトル間違えちゃうし、ゲラゲラ笑っていたら大ちゃんが間違えて録音してきたドラムマシーンを再生させちゃうし、伊豆に引越した大ちゃんの暮らしぶりのトークが長かったり、大ちゃんが畠山さんの歌詞が素晴らしいことを今年に入って初めて知ったとか(結成して20年ちょっと経っている)などなど、曲の合間合間にもうしゃべりたい放題笑いたい放題。

そんなんだから新曲1曲歌う時間なくなっちゃったんだよーーー!

でも、久しぶりに2人の自由っぷりを見ることができてほんと楽しかった。お客さんもほんと楽しそうだった。しかもだ、こんなにゆるいなことばかり話するのに、曲が始まると別世界にかっさらって行ってくれるからほんとすごい。

特に、次の曲のテンションじゃないって言った曲が「エレーヌの船」なんだけども、この時の畠山さんの目の色がガラッと変わって鬼気迫る深い深い低音を響かせていた。

Port of Notesが休暇中の間、畠山さんのソロライブには何度か行っていて、この目の表情が変わる曲が必ず1,2曲あってその光景を見るたびに、歌を歌う人って声を出すという機能を使って歌うわけではなく、曲の世界に入り込んで何というか憑依とでもいうのか、大袈裟かもしれないけど別人になっているかのように感じられる。

また、座っていたかと思えば何かの拍子で立ち上がったり、腰に手を当てたりという仕草を見ていると歌は身体で歌うものなんだなということをライブに来ると改めて思えて、やっぱりとても人間味があるよね。家で聴いてるだけじゃ絶対に味わえないもんね。

でさ、瞬時に腰に手を当てたその姿が、_genicの腰に手を当てた安室さんがよぎってしまい、(腰に手を当てる安室さんの姿がめっちゃ好き)その後ぐらいからだったかな、暫くの間、ドリーミンのような衣装でこんな風な場所でしっとりと歌う安室さんを想像し始めちゃったのは。

ここで急に安室さんの話になるんだけども、この間放送されたNHKのインタビューのなかで「歌を歌う自分自身にピリオドを打つ」という言葉が、今となっては歌う安室さんが特別に好きになってしまった私にとって、この言葉からかなりのダメージを食らっていたようで、通勤中に目を閉じて電車の中で音楽聴いているときにそれを思い出して、涙が出そうになったりしている。

引退と聞くまでは、もしかしたら、可能性は低いかもしれないけれどもこれから先、歌声だけに耳を傾けられるライブにいつか行けるんじゃないかと密かに楽しみにしていたんだけども、今となってはもう叶わない。いつものライブで着るドレス衣装で歌う姿じゃないんだよね、見たいのは。ドリーミンのMVのような衣装なんだよ。あの姿でI HAVE NEVER SEENやDreaming I was dreamingを聴けたらなんて極上の体験か。こんなに近くで、こんな近くで見れたらあの細いスタイルが双眼鏡無しで見えちゃうだよ。いや、でもこんな少ない人のライブだなんて当選できっこないよな。いやいや、でも参加できなくても映像に残るだけで満足だ。でもさ、もうそれもきっとないんだよ。だって歌を歌う自分自身にピリオドって安室さんは言ったから、歌はもうやらないんだよきっと。

いやそんなことない。何十年先になっても構わないから、ずっと待っているからいつでも歌を歌いに帰ってきてね、なんて涙ぐみながらPort of Notesのライブを見ているという、何してんの?私?状態なときもちょっとあった。でも1曲ぐらいの時間だよ多分。

そだ、今思い出したけども、1曲目がさらばって曲で、畠山さんが1曲目なのにさらばってねぇ(笑)と話してるときに大ちゃんが「始まりの終わりだね」と話し、その後続けて畠山さんが「あ、再生の時ね」と。なんて素敵な投げかけ合いなんだと思ったのと同時に、安室さんと逆だ・・・ってね。

まぁさ、前からそうなんだけどクラムボンやPerfumeのライブ行ったって安室さんのこと考えていたぐらいだし、そんな風になっちゃったみたいだからこればっかりはもう仕方ない。その逆は絶対にないのよね。良い悪いの比較じゃなくて、どっちも好きになっちゃうようなスパイス的風味だからとてもいい感じ。

とまぁ、また話はPort of Notesの戻るんだけども、終わってからサイン会が催されるというビックリ発言が飛び出し、そんなのあるだなんて知らなかったよ!というか、新曲が発売されるってことも知らなかったし、これはお話出来るチャンス!畠山さんとは以前フリーライブのときに一緒に写真撮らせてもらったときに話したことあったけども大ちゃんとは初。Instagramでフォローしてもらっていることとアルバム出る出る詐欺のことをお話できて大満足。でも、どれが自分のアカウントを伝えるのは恥ずかしくてできなかった。

そしてとても久しぶりにお酒を飲んだりもし、それはそれは心地良い時間を堪能しニヤニヤしながらやや千鳥足で帰ったら(しかも家の鍵が上手く締められなくてあれは面白かった)、これもまた久しぶりにお母さんにめっっっちゃ怒られて、お酒弱い上に、知らない人からお酒もらうだなんて!!!!歯が痛いって言っているのにお酒だなんて!!!!とこの日はお久しぶりなことばかりでした。

用意されていた新曲はいつお披露目されるのかしら。楽しみにしてよっと。

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